ジュエリーという装身具に取り組む上で避けることのできない要素が“装飾性”です。古くはジュエリーに限らず、建築物などにも見事な装飾が人の手で刻まれ、主人の権威や富を示す象徴として存在しました。時とともに意味は漂白され、現在は文化の痕跡として静かな美しさをたたえています。この〈Relief〉では、人々が受け継いできた文化の跡に焦点を当てながら、纏う人に静かな品格をもたらす普遍の装飾性を探求しています。
BASIC COLLECTION
Relief
Story _ 静かなる品格
Product
〈Relief〉で取り上げるのは、「月桂樹」や「ロープ」など古代から今日まで残る普遍的なモチーフ。さらに手彫りを生かした仕立てによって、奥行きのある繊細な表情を浮かばせています。シルエットはあくまでモダンながら、極小のオールドカットダイヤや彫り跡の味わいなど、クラシックさが凝縮した作りに。贅沢さと品の良さを兼ね備えた成熟の美しさは、歳を重ねるほどに魅力をなじませていくことでしょう。
Journal
25AW 文化を刻む