‘21SS COLLECTION
STYLE LOOK for SEASON
長らく続けている研究の一つとして、色彩や素材をテーマにしたシーズンコレクションをお届けいたします。西洋文化の中で歴史を重ねてきたジュエリーの宝石観を、東洋的な色彩美や季節感によって再編集。懐かしくて美しい装身具の姿を探しています。
今季探求したのは〈瑪瑙〉と〈天河石〉です。どちらも石としては柔らかく、道具や技術の未成熟であった古代から装身具の素材として親しまれてきました。ともに原石は色や積層の個性が強いものが多くプリミティブな力強さを感じる素材ですが、選りすぐった原石の中でも、滲んだような質感やグラデーションを丁寧に切り出すことで、繊細でたおやかな姿を引き出しました。
JOURNAL / 瑪瑙 agate
UPDATE 2021.03.19
JOURNAL / 天河石 amazonite
UPDATE 2021.03.26
瑪瑙 agate
あらゆる土地で採ることのできる瑪瑙は、装身具としてはもちろん、古くからその縞模様の表情に"景色"を重ねて楽しまれてきました。産出地によって模様の現れ方は異なりますが、今季アトリエが選んだ原石は縞模様がとても細かなもの。季節の移ろいや日々の流れなど、やわらかなグラデーションに様々な"あわい"の美しさを見立てています。受注生産の原石とは別に、より個性を生かした1点もののアイテムも僅かながらご用意しました。一つずつ異なる繊細な景色の見立てをお楽しみください。
受注開始:2021.3.19 ~
シーズン中は受注予定ですが、原石のストックがなくなりましたら受付終了いたしますので、予めご了承ください。
天河石 amazonite
古来より人は青色に引きつけられてきましたが、天河石は緑を含んだ東洋的な青色。真っ青でも真っ透明でもなく、色の揺らぎや粒子を感じる質感に、懐かしい水辺の景色を重ねて見ています。天河石の原石の多くは多結晶で不透明のものが主流ですが、今季はその中でも青い結晶体だけで育った単結晶の瑞々しい原石との出合いがあり、研究に至りました。色むらや内包物による表情も魅力を作る大切な味わいとして捉えています。
受注開始:2021.3.19 ~
シーズン中は受注予定ですが、原石のストックがなくなりましたら受付終了いたしますので、予めご了承ください。