JOURNAL

'20AW COLLECTION LABO _ SEASON

'20AW COLLECTION LABO _ SEASON

mederuでは、Basic探求の延長線上としてシーズンごとに色彩や素材をテーマにしたコレクションをお作りしています。西洋的な宝石観にとらわれず、東洋的な色彩美や季節感を軸とした、懐かしく美しい装身具のすがたを再発見していく取り組みです。

白くある意志

白くある意志

雪は白いから嬉しくなる。もしも雪に色がついていたら、何色であれ、なんと禍々しい世界だったことだろう。天の采配には感謝だ。それにしても都会の雪はすぐに踏まれて汚れてしまう。真っ白でいられるのは、ほんのわずかだ。

余韻の色

余韻の色

紺色は余韻の色である。夜を美しいと思えるのは、かならずや明けると知っているからだ。昨日の残響や明日への予兆をともなう夜の空は、漆黒というよりも限りなく黒に近いナイトブルー、つまり深い紺色として現れる。紺色は静かな光を見出す人の心に残る色だ。

うるわしの赤

うるわしの赤

赤はいつも一歩先の色だ。これは私の勝手気ままな言説だけれど、大きく間違っていないとも思っている。つばきの花も、シャネルの口紅も、凛と美しい空気ごと連れてきてくれる。だから取り入れる自分も、すこしだけきれいな精神で臨むことが必要だ。

'20AW COLLECTION LABO _ LOOK

'20AW COLLECTION LABO _ LOOK

20AW COLLECTIONより、新作を中心にご紹介。端正な美しさをもとめて、アトリエにて毎シーズン研究を重ねているジュエリーをご覧ください。

緑は香りのように

緑は香りのように

翡翠の緑。赤ほど強くなく、青ほどクールでもない、穏やかな光に満ちた色。けれど緑という色がファッションとして馴染みやすいか、と聞かれるとどちらかといえば難しい色だという認識でしょう。

'20SS LOOKBOOK

'20SS LOOKBOOK

今シーズンのアイテムから、魅力的なジュエリーを抜粋してご紹介します。

little handsome

little handsome

小指には何を着けますか。何も着けないという方もいるでしょうし、細くさりげないリングを着けているという方もいるでしょう。私は小指にシグニットリングを着けるというスタイルがとても好きです。

'20SS Product Journey - Mother of pearl

'20SS Product Journey - Mother of pearl

私たちは懐かしくて美しいものを作るのだと、実感させてくれたのは初めて白蝶貝での創作に取り掛かった時だったように記憶しています。もう6年以上前のことです。

'20SS Product Journey - Pearl

'20SS Product Journey - Pearl

グレーという色をとても魅力的に思います。絵具のチューブから出すグレーは重たい鉛のような色ですが、私たちが何より印象的だったのは真珠のグレーです。

'20SS Product Journey - Crystal

'20SS Product Journey - Crystal

今季に限らず、私たちは長らく水晶の透明性を見つめてきました。その性質上、何も手を加えなければガラスのように光が通り抜けるだけ、手を施しすぎると他の影響を大きく受けて印象が様変わりしてしまう。

'20SS Product Journey - Gold

'20SS Product Journey - Gold

敬愛する陶芸家にハンス・コパーという人がいます。彼の作品を見ていると、器というよりも彫刻作品のような美しさを感じられるのですが、それは"器"という機能である以上に、空間と調和した佇まいにあるのではないかと思います。そこにあることでその空間の静けさを際立たせる。コパーの作品のように、本来そこにある美しさを引き出すデザインを、今シーズンも考え続けました。

'20SS Product Journey - Diamond

'20SS Product Journey - Diamond

出会った小さなダイヤは、水滴のようでした。 ダイヤは輝くものだという根強い認識がある中で、私たちはダイヤの日常性に触れてほしいと感じていました。そもそもダイヤを輝かせられるようになったのは、近代のことです。あまりに硬いその石は、手で自在に細かく削ることが困難で、手仕事の時代のカットではそれほど輝かなかったのです。けれど、そこには現代のような白銀の煌めきはなくとも、瑞々しい水面のような透明感が浮かんでいました。ダイヤの本質は輝きではなく、透明性。そこから私たちはオールドカットを探求し、当時の潤みを引き出すような、オーセンティックなアプローチで〈Rosier〉として仕立ててきました。